IMAPEDIA

アリエル・ボッブ=ウィリス
Arielle Bobb-Willis

PROFILE

ニューヨークで生まれ育ち、現在はロサンゼルスを拠点に活動。ジェイコブ・ローレンス、ピカソ、ウィリアム・ジョンソン、ロメール・ベアデンらの画家たちに影響を受けたボッブ=ウィリスにとって、絵画は身体表現の無限の可能性を開く扉となった。一方で音楽関係の仕事をしていた父親の影響で、音楽にも夢中になり、いまなお彼女のインスピレーション源となっている。その写真表現の大きな特徴とも言える被写体の挑戦的で奇妙なポーズは、幼少期の体験がきっかけだという。幼い頃にニューヨークからサウスカロライナ州の小さな町に移った彼女は、環境の変化からうつ病、そして離人症を患った。その苦悩は、現実と身体の乖離を彷彿とさせる独自の身体表現へと結びつき、ファッション写真において開花する。モデルにポーズを強要するのではなく、自由な表現を大切にすることで、軽やかでポップなイメージが創出されている。

※過去に雑誌IMA、IMA ONLINEに掲載された内容をもとにしています。
情報が変更になっていることがありますので、詳細は公式HPなどでご確認ください。