IMAPEDIA

PROFILE

1994 –
中国生まれ。武蔵野美術大学大学院写真コースを修了後、現在は東京藝術大学先端芸術表現科に在学中。2019年、第21回写真「1_WALL」のファイナリストに選出。作品は主に身近な物事をベースに、人と人、人と空間、人と周りの物事の関係性など、情報化する傾向を写真とインスタレーションで扱う。国内外のギャラリー、美術館で発表を続けている。掲載作品の「笑ってだけを言った」は、現在制作過程にある自身の家族をテーマにした最新作。集団主義の影響を受けながら大家族で育った両親と、中国政府が一人っ子政策を推進していた時期に生まれたギ・シカン自身は、前例のない中で新たな家族のかたちを模索してきたと言う。本作は、自身の姿を切り抜いた昔の家族写真と、「結婚写真だと思って」と口説いて撮影し始めた両親の写真で構成されている。

※過去に雑誌IMA、IMA ONLINEに掲載された内容をもとにしています。
情報が変更になっていることがありますので、詳細は公式HPなどでご確認ください。