今年で3年目を迎える本展は、2013年よりパナソニック株式会社特別協賛のもと、これからの日本のアートフォト界をリードする若手写真家の支援と育成を目指し、毎年パリと東京の二都市で開催するグループ展です。2015年11月にパリで開催されヨーロッパの人々にも好評を博した展覧会が、この度東京に巡回いたします。
参加作家のうち、写真の多層構造を平面へと転換する石川和人、記憶をテーマにリリカルな作品を制作する一之瀬ちひろ、現代におけるスナップショットを再定義する藤原聡志の3名は、LUMIX DMC-GX8を用いた撮り下ろし作品を発表。そのほか、母親の遺品を身に纏った自身を撮影することで身と心のよりどころを写しだす仲田絵美の「よすが」、山上新平による枝の一本一本まで生命を感じさせる森の写真「SPECTRUM」、IMAメディアプロジェクト主催のポートフォリオレビュー「STEP OUT!」から選出された長野佳嗣が光を使わずに写真を撮ることに試みた「Retina Noise」など、個々の作家による意欲作が集結します。期間中は、世界のアートフォトマーケットの現状や、日本人写真家の海外での活躍について専門家を招いてのトークショーを開催いたします。
まさに次世代の写真表現を予感させる新鋭たちの、軽やかでしたたかな姿勢と多様な個性にぜひご期待ください。
会期 | 2016年1月22日(金)~1月31日(日) |
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会場 | |
時間 | 11:00~19:00 |
観覧料 | 無料 |
イベント | ・「写真賞受賞がアーティストにもたらしたもの、そして現在。」 |