本展は、日本人若手写真家の支援の一環としてパナソニックの特別協賛によってパリと東京の両都市で開催される展覧会です。昨年に続き今年で2回目を迎える本企画は、すでに日本人若手写真家が世界で活躍する場へと広がっています。昨年に引き続き今年も参加する水谷吉法は、アートフォト業界で権威のあるオランダの『Foam』誌が主催する「Talent Call 2014」に選出され、Kosukeは世界最大の写真の祭典PARIS PHOTOで作品が出展されました。いずれも昨年の本展をきっかけに、世界へと大きな一歩を羽ばたかせています。本展は好評を博した2014年11月のパリに続き東京での開催となります。
近年、世界の写真マーケットにおいて、日本人写真家への評価と関心はますます高まっています。そんな中で、2014年はまさに「日本人若手写真家元年」と呼ぶにふさわしい、「来るべき写真家たち」が注目を浴びた記念すべき年でもありました。特に、いま勢いのあるオランダの写真フェア「Unseen Photo Fair」では、数多くの日本人若手作家がフィーチャーされましたが、彼らはいままさに「旬」なのです。独自の興味とスタイルで、ガラパゴス的に進化・発展してきた日本写真の歴史の中で、60年代、70年代に劣らぬ「輝ける時代」に突入したことを予感させます。その中から選ばれたこの6人の写真家は、練り上げられたコンテクストと豊かな表現方法を兼ね備えた気鋭の若手たち。写真と真摯に格闘している彼らの、その多様な個性をお楽しみください。
出品作家のうち、佐久間里美、水谷吉法、山本渉の3名はLUMIX GH4を使って新作撮り下ろし作品を発表。Kosuke、加納俊介、山崎雄策の3名は、それぞれの代表作を展示します。2020年の東京、果たしてその頃にはどのような写真が世界を魅了しているでしょうか。写真を通して未来を想像することは、未来を創造することへつながるはずです。
会期 | 2015年1月21日(水)~1月29日(木) |
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会場 | |
時間 | 11:00~22:00 |
休廊日 | 無休 |
観覧料 | 無料 |