IMA 2017 Autumn Vol.21

特集:再評価される写真技法

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デジタルテクノロジーの進化が加速する現代において、カメラのスペックやプリント技術の精度が向上すればするほど、写真家たちはあえて写真にノイズを持ち込み、表現を拡張しようと試みる。彼らが、その技法を古く写真創世期まで辿るのは、単に審美的な理由でもなく、もの珍しさを満たすためでもなく、懐古主義のノスタルジックな行為というわけでもない。忘れ去られていたアナログ技法がコンセプトと固く結びついたとき、そこに現れる、新しい写真の地平を追い求めるのみ。最先端技術と古典技法が共存する時代をともに享受したい。

PRICE:1,944円+tax

Contents

特集 再評価される写真技法
アダム・フス インタヴュー・文=八巻由利子
「Into the Light」山谷佑介 文=マーク・フューステル
「Light Break/Wavelenth」ニコライ・ホワルト 文=山峰潤也
「Covariance」ラファエル・ダラポルタ 文=池上高志
「Wadsworth」ジェームズ・ウェリング 文=布施英利

古典的写真技術入門 文=小原真史

現代写真と古典技法の融解点 濱田祐史×山本渉
STEP OUT! vol.17 石川幸史

復刻によって蘇る写真集
マイケル・マック/中島佑介/長澤章生ほか

「And a Pinch of Irony with a Hint of Love」
長島有里枝 インタヴュー・文=阿久根佐和子
私の長島有里枝論
石内 都/志賀理江子/林 央子/戌井昭人/井伊百合子/河村敏栄/野村友里/角田光代/ミヤギフトシ

Cactus de Cartier

八ヶ岳、アートフォト探訪の旅

アートの視点が“スポーツ写真”を変える
クリスチャン・ヤンコフスキー/アリ・マルコポロス/コリエ・ショア/フィリップ・フラニエール/アンドレアス・ラースロー・コンラス/ニコライ・ホワルト/ ハンス・ファン・デル・メール/オリバー・グリフィン/コール・バラッシュ

連載
TOKYO and ME vol.3 カティア・ストゥーケ&オリバー・ジーバー
Catch Up 世界の写真ニュース
People シーンを拓くキーパーソン ヤンヨー・ユアン・ディ
ホンマタカシ「Talking Photography」vol.5 レスリー・マーティン
How They Are Made 新しい写真が生まれる現場 vol.9 ヴィヴィアン・サッセン

Selected Articles

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    復刻によって蘇る写真集

    名作の復刻は歴史を受け継ぎ、再考し、また掘り起こす行為でもある。復刻によって写真集は何度でも生まれ変わり、そして蘇る。何をもって名作とし、復刻されていくのだろうか。その背景と意義を探る。

  • ima-magazine_vol.21_selected_02

    「And a Pinch of Irony with a Hint of Love」 長島有里枝

    どこにも属せないものを愛する、どこにも属さない強さのある女性。ここでは、長島有里枝の型にはまらない魅力を知る9名が、それぞれの視点で彼女を論じた。彼女の輪郭が、生きた言葉から立ち上がる。

  • ima-magazine_vol.21_selected_03

    八ヶ岳、アートフォト探訪の旅

    細江英公が館長を務める清里フォトアートミュージアムの存在のみならず、多くの写真家が拠点を構え、またアートフォト作品の舞台ともなってきた八ヶ岳エリア。旧来から避暑地としてのイメージが強いが、実はアート写真との縁はとても深い。気鋭のギャラリーも点在しアート熱が高い山麓を1泊2日でドライブするアート巡礼の旅。

Contributors

Adam Fuss

Yusuke Yamatani

Nicolai Howalt

Raphaël Dallaporta

James Welling

Yuji Hamada

Wataru Yamamoto

Koji Ishikawa

Yurie Nagashima

Ari Marcopoulos

Collier Schorr

Phillip Franiere

Andreas Laszlo konrath

Hans van der Meer

Oliver Griffin

Cole Barash