17 January 2023

「IMA next」テーマ“DAILY”、グランプリ受賞者が決定

審査員は上田義彦。グランプリ、ショートリスト含め11名の作品が選出。

17 January 2023

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小川 大和「equivalent」

小川 大和「equivalent」

誰もが応募できるオンラインの写真コンテスト「IMA next」第35弾のテーマ「DAILY」のグランプリ受賞者が発表された。

IMAプロジェクトが主宰する「IMA next」は、2019年に発足した誰もが応募できるグローバルなオンライン写真コンテスト。毎月国内外の多彩なゲストを審査員に迎え、月ごとにひとつのテーマを掲げ、応募の中から優れた作品を選出し、プラットフォームとして新たな才能の発掘を目的としている。

第35弾「DAILY」のグランプリは、小川 大和「equivalent」。審査員を務めた上田義彦は、選評として下記のように述べている。

“まずはじめに、静寂と透明という言葉が浮かんでくる。そしてその後に、澄んだ空気の優しさと人肌の温かさを感じる。それは、そこに写っている物や風景が、それを見つめている人の穏やかで優しい視線に包まれているからか。静かだが、寂しくはない。これらの写真を見ていると、心の奥底の方が温かくなり、次第に静かな喜びでゆっくり満たされてくる。この世界もまんざら悪くない、Daily、さあ今日もゆっくり始めよう、世界の朝は、等しく新しい空気と、等しく暖かな光に照らされているのだから、とカメラを覗く作者の視線がそう呟いているように、僕には聞こえる。写真とは、なんと不思議な鏡だろう。

上田義彦

なお、ショートリストには嵐田 大志、シュウ・ムラカミ、ザンカキ、卞敏、中島美砂、フォトレツ、はら かずあき、堤 智世、上野 裕幸、岩﨑風湖の10名の作品が選ばれた。公式サイトにはショートリストの選評と受賞作品がそれぞれ掲載されている。

▼グランプリ

小川 大和「equivalent」

すべて 等しく私の前に現れ、等しく美しく、等しく私の前から去っていく。すべて 等しくカメラという小さな部屋の中で均質に同一化されていく世界。

小川 大和「equivalent」

小川 大和「equivalent」

小川 大和「equivalent」

小川 大和「equivalent」

小川 大和「equivalent」

小川 大和

1995年、千葉県生まれ。
元来自然と社会とには境界がないと考え、人々の営みと自然とを行き来しながら、撮影を続ける。千葉/横須賀を拠点に活動中。

▼ショートリスト

嵐田 大志 「Finding Beauty in the Mundane」

シュウ•ムラカミ「世界をきらいになるまえに」

ザンカキ「ロックダウンランドスケープ」

卞敏「Once In Lifetime」

中島美砂「Like A Galaxy」

フォトレツ「cramped days」

はら かずあき「日々の暮らしの中で」

堤 智世「独口」

上野 裕幸「ご自愛」

岩﨑風湖「繰り返す」

タイトル

「IMA next」THEME #35 “DAILY”

審査員

上田義彦(写真家)

グランプリ

小川 大和「equivalent」

ショートリスト

嵐田 大志 「Finding Beauty in the Mundane」
シュウ・ムラカミ「世界をきらいになるまえに」
ザンカキ「ロックダウンランドスケープ」
卞敏「Once In Lifetime」
中島美砂「Like A Galaxy」
フォトレツ「cramped days」
はら かずあき「日々の暮らしの中で」
堤 智世「独口」
上野 裕幸「ご自愛」
岩﨑風湖「繰り返す」

URL

https://ima-next.jp/winners/daily/equivalent/

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