創業172年のジュエリーメゾン、カルティエ。そのイノヴェーションに満ちたデザインの世界を探求できる展覧会「カルティエ、時の結晶」が、12月16日(月)まで国立新美術館で開催されています。
今回はその関連企画として、新たな切り口で見るべく、学生向けのアカデミックプログラムを開催。「デザインの化学」と題して、廣川玉枝と渡邉康太郎によるトークセッションを行います。
既知と未知、偶然と必然、マーケットと作家性、時代性と普遍性……。一見相反する両極の要素をはらみながら、常にその絶妙なバランスの中でものづくりを成立させることが求められるデザイナーという仕事。デザインとは、素材を組み合わせ、新たなものを生み出す過程でデザイナーが起こす化学反応といってもいいかもしれません。そうしたケミストリーは「カルティエ 時の結晶」展に展示されているジュエリーの中でも、さまざまな形で見ることができます。
今回は、SOMARTAのデザイナーとしてファッション、グラフィック、サウンドなどの領域を自由に横断する廣川玉枝と、デザイン・イノベーション・ファームTakramでコンテクストデザイナーを務める渡邉康太郎の二人が、優れたデザインのための発想や思考の軌跡、独特のアプローチなどについて探っていきます。
タイトル | 「デザインの化学」 |
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日程 | 2019年11月22日(金) |
会場 | 国立新美術館 3F 研修室A(東京・六本木) |
時間 | プログラム:18:00~19:00(受付17:30~) |
応募条件 | ・本展覧会のチケット提示(半券可)が必要です(当日チケットをお求めの方は外の券売所にて)。 ・本展の観覧時間はプログラムには含まれません。 ・こちらは学生限定のアカデミックプログラムです。社会人向けのプログラム(11月15日開催)はこちら。 |
応募締切 | 2019年11月15日(金) |
応募フォーム | |
問い合わせ |
廣川玉枝|Tamae Hirokawa
SOMA DESIGN Creative Director / Designer
2006年「SOMA DESIGN」を設立。同時にブランド「SOMARTA」を立ち上げ東京コレクションに参加。第25回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。単独個展「廣川玉枝展 身体の系譜」の他Canon「NEOREAL」展/ TOYOTA「iQ×SOMARTA MICROCOSMOS」展/ YAMAHA MOTOR DESIGN「02Gen-Taurs」など企業コラボレーション作品を多数手掛ける。 2017年SOMARTAのシグニチャーアイテム“Skin Series”がMoMAに収蔵され話題を呼ぶ。2018年WIRED Audi INNOVATION AWARDを受賞。
http://www.somarta.jp
渡邉康太郎|Kotaro Watanabe
Takram コンテクストデザイナー/マネージングパートナー
慶應義塾大学SFC特別招聘教授
東京・ロンドン・ニューヨークを拠点にするデザイン・イノベーション・ファームTakramにて、事業開発から企業ブランディングまで幅広く手がける。「ひとつのデザインから多様なコンテクストが花開く」ことを目指し活動。主な仕事にISSEY MIYAKEの花と手紙のギフト「FLORIOGRAPHY」、1冊だけの書店「森岡書店」、日本経済新聞社のブランディングなど。慶應SFC卒業。在学中の起業や欧州での国費研修等を経てTakramの創業期に参加。趣味はお酒と香水の蒐集と茶道。茶名は仙康宗達。大日本茶道学会正教授。81.3FM J-WAVE 木曜日26:30-27:00の番組「TAKRAM RADIO」ナビゲーター。国内外のデザイン賞の受賞多数。また独iF Design Award、日本空間デザイン賞などの審査員を務める。
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。