細倉真弓×村田沙耶香オンライントーク「日常／制作」

オンライントークイベント「資生堂ギャラリー×銀座蔦屋書店 連続トークシリーズ vol.3『日常／制作』 細倉真弓（写真家）×村田沙耶香（小説家）」が、4月9日（金）に開催される。

本企画は、銀座 蔦屋書店と同じく銀座にある資生堂ギャラリーとの連携企画。現在、資生堂ギャラリーで開催中の、女性アーティスト5組による展覧会「アネケ・ヒーマン&クミ・ヒロイ、潮田登久子、片山真理、春木麻衣子、細倉真弓、 そして、あなたの視点」の参加アーティストと美術以外のフィールドで活躍するゲストを迎え、各アーティストの思考や表現を掘り下げることを目的に、3カ月にわたり全3回開催。第3回目は、身体の表象をベースに人種や国籍、人と植物や機械、有機物と無機物など「かつて当たり前であったはず」の境界を再編する作品を制作している写真家の細倉真弓、小説家として活躍している村田沙耶香を迎える。

細倉が資生堂ギャラリーで展示している「NEW SKIN」は、作家が男性の身体表象として強く影響を受けたゲイ雑誌の切り抜きや男性の彫像、ネット上のセルフィー画像などをモチーフにしている。それらをコラージュし、さらに分割・再構築することで、境界について問う試み。村田は、普通や常識を揺さぶる作品を多数輩出しており、そのあらすじの多くは、現実世界を起点にしていながらも時に衝撃的な設定だが、常識への問いかけは真摯で、重要なテーマとして村田の描く世界に繰り返し出てくる。

本トークイベントでは、二人の作品の根底にある考えを聞きながら、「男性」「女性」を始めとする二項対立のようにとらえられがちなものごとに対して、それぞれの視点から語っていく。