写真家であり、写真出版レーベル・Deadbeat Clubを運営するクリント・ウッドサイドと、写真だけでなくミュージシャン、ディレクターとしても活躍するダン・モニク。彼らはともに作品集を制作したり、呑み語らったりする仲間でありながら、10年以上もの年月をともにする盟友でもある。
作品制作にあたり二人が目を向けたロサンゼルス郊外の寂れた街、サンフェルナンド・バレー。その中のひとつの通りの名前である「Vineland(ヴァインランド)」を展示タイトルとし、幾度となく撮影を重ねてきた。誰もが思い描くロサンゼルスのイメージとは異なった、ノスタルジックで哀愁のある何気ない風景、過去の栄光の残り香が漂う悲しげな街並みなど、二人それぞれの目線から切り取られたさまざまな瞬間。それらは二人にとって特別で、愛おしい情景でありながら、収められた景色のひとつひとつが、そこは過去なのか、思い出なのか、あるいは明るい未来なのか、作品を通して私たちに訴えかけているようにさえ感じる。場所と人との関係性、そして時間の流れの在り方についての問いかけに、気付かされるきっかけとなるかもしれない。
本展では、二人が撮り下ろした写真のプリント作品約20点を発表。会場では、ZINEやTシャツなどの限定グッズも販売される。
タイトル | 「Vineland」 |
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会期 | 2017年6月2日(金)~6月30日(金) |
会場 | VOILLD(東京都) |
時間 | 12:00~20:00(土日は12:00~18:00) |
休廊日 | 月火曜・祝日 |
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