の個展「氾濫」が、 中平卓馬3月10日(土)から渋谷・CASE TOKYOで開催される。
本作は、1974年に東京国立近代美術館で開催された「15人の写真家」展のために中平が制作・出品した、48点のカラー写真からなる横方向6メートル、縦方向1.6メートルにおよぶインスタレーション作品。
壁を這う蔦、路上のマンホール、大型トラックのタイヤ、ガラス越しにみる水槽の鮫、地下鉄構内など「氾濫」の写真群は、写真家が日々遭遇し捕獲した都市の断片、あるいは情報と商品、そして事物が氾濫する都市空間の無気味な裂け目ともとらえられる。
会場では同名作品集の刊行に合わせ、スペース内の壁面にインスタレーションを再現。制作から40年以上を経たいま、中平の写真的思考と実践を改めて読み解く一端となることだろう。なお、会期中の3月24日(土)には、詩人・批評家の倉石信乃と批評家の八角聡仁によるトークイベントも行われる。
タイトル | 「氾濫」 |
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会期 | 2018年3月10日(土)〜4月14日(土) |
会場 | CASE TOKYO(東京都) |
時間 | 11:00〜19:00 |
休館日 | 日月曜、祝日 |
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