本展は、世界的に活躍する現代美術作家・杉本博司が、建築家・榊田倫之とともに2008年に設立した建築設計事務所「新素材研究所」の10年にわたる活動を、建築模型・写真、そして新素材研究所の使用する特徴的な古材や道具、素材などの展示を通して紹介するもの。
“旧素材こそ最も新しい”という理念のもと、古代や中世、近世に用いられた素材や技法を、現代にどう再編して受け継いでいくかという課題に取り組む新素材研究所は、カタログからは建材を選ばず、骨董から産業資材まで独自の視点で見立てた素材を日頃から集め、それらを設計に生かし、空間を作っている。そのデザインは、素材の良さを最大限に引き出すための伝統的な職人の技術と最新技術とを融合させ、現代的なディテールで仕上げられる。本展では、新素材研究所の活動の軌跡を振り返る。
なお、会期中12月1日(土)には榊田による講演、1月12日(土)には杉本による講演が行われる。
タイトル | 「新素材研究所・ -新素材×旧素材-」 |
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会期 | 2018年10月21日(日)~2019年1月14日(月・祝) |
会場 | 建築倉庫ミュージアム(東京都) |
時間 | 11:00~19:00(最終入館は閉館の1時間前まで) |
休館日 | 月曜(祝日の場合、翌火曜休館) |
入場料 | 【一般】3,000円【大学生/専門学校生】2,000円【高校生以下】1,000円 |
URL | https://archi-depot.com/exhibition/new-material-research-laboratory |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。