大坪晶の「Shadow in the House」プロジェクトは、時代の変遷とともに所有者が入れ替わり、多層的な記憶を持つ家の室内空間を対象としている。室内に残る歴史の記録であると同時に、写真の中にダンサーが動いた身体の軌跡を、長時間露光撮影によって「おぼろげな影」として写し込むことで、何かの気配や人がそこにいた痕跡を想像させる。それは、複数の住人の記憶が多重露光的に重なり合い、もはや明確な像を結ぶことのできない記憶の忘却を指し示すとともに、それでもなお困難な想起へと開かれた通路でもある。
本展では、これまで発表してきた「Shadow in the House」プロジェクトの作品に加え、新作の映像作品やアメリカ公文書館でのリサーチで得た記録写真を含む複合的なインスタレーションを展開。なお会期中には、大坪と協業しているダンサー川瀬亜衣、古川友紀によるパフォーマンスイベントも開催される。
タイトル | 「Shadow in the House」 |
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会期 | 2018年11月24日(土)~12月22日(土) |
会場 | BLOOM GALLERY(大阪府) |
時間 | 11:00~19:00 |
休廊日 | 日~火曜はアポイント制 |
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