日本写真界を発展させた“写真大尽”
鹿島清兵衛の生涯と功績を本邦初公開

明治時代、半生と財産を写真に注ぎ込んだ男の物語。

29 March 2019

AREA

東京都

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「ぽん太」

「ぽん太」明治28(1895)年頃

“写真大尽”として日本の写真界に大きく貢献した鹿島清兵衛の生涯と功績を紹介する、本邦初の展覧会「明治に生きた“写真大尽” 鹿島清兵衛 物語」が六本木・フジフイルム スクエア 写真歴史博物館で、6月1日(土)から開催される。

明治中期、裕福な環境に恵まれ、その半生と財産を写真に注ぎ込んだ鹿島。先代が持っていた写真機を蔵で偶然見つけたのがきっかけで、写真にのめり込むと、築地乾板製造所の設立や日本写真会の結成、大日本写真品評会の創立などに出資。回り舞台やアーク灯が設備された豪華な写真館「玄鹿館」を開設するなど、自らの存在を数年間で世間に知らしめた人物だ。

本展では、鹿島清兵衛の代表作である宮内省に献上された「富士」(複製)や、九代目市川団十郎が演じる歌舞伎十八番「暫」の舞台写真(複製)をはじめ、名妓と謳われたぽん太や、鹿島の弟・清三郎の愛妾おえんたちの妖艶な姿、絹布に焼き付けられた写真応用美術品などを一堂に展示し、鹿島の魅力に迫る。

単なる道楽を超え、日本の写真界に偉大な功績を残した鹿島清兵衛の豪壮な世界を楽しんでみては。

タイトル

「明治に生きた“写真大尽” 鹿島清兵衛 物語」

会期

2019年6月1日(土)~8月31日(土)

会場

FUJIFILM SQUARE 写真歴史博物館(東京都)

時間

10:00~19:00(入館は18:50まで)

URL

http://fujifilmsquare.jp/detail/19060104.html

「ぽん太とおえん」明治28(1895)年頃

「田子ノ浦より田子ノ浦橋と富士を望む」明治20年代(1887-1896)

「王子 滝野川の紅葉」明治20年代(1887-1896)

「鶴の背中で笛を吹く女性」明治28-30(1895-1897)年頃