清里フォトアートミュージアムが、10月5日(土)から1990年代より欧米を中心に活躍し、国際的に高く評価されている山本昌男の展覧会「手中一滴」を開催する。
山本はモノクロームを基調とした静謐で深い表現性を湛えた独特のスタイルと、日本的で精神性の高い美しさで、継続して国際的な評価を受けている写真家だ。
本展では、自然の神秘性を追求し、人と自然が生み出す究極の美に挑んだ、山本の軌跡をたどる。デビュー作の<空の箱>・<中空>から<川><浄(しずか)>そして最新作の<盆栽>シリーズまで約170点を作家によるインスタレーションによって展示し、自然の神秘性を追い続けた山本の30年の軌跡をたどっていく。約170点による国内美術館初の展示となる。
展覧会のタイトル「手中一滴」とは、山本による造語で、「一滴の露にも宇宙が宿る」という禅の教えに基づいている。山本の写真も盆栽も、人が自然と向き合う中に、人の手から絞り出されるように生まれた作品。そこには人と作品と自然が織りなす究極の美を追求した世界が見えてくるだろう。
タイトル | 「手中一滴」 |
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会期 | 2019年10月5日(土)~12月8日(日) |
会場 | 清里フォトアートミュージアム(山梨県) |
時間 | 10:00~18:00(12月は17:00まで/入場は閉館の30分前まで) |
休館日 | 火曜 |
料金 | 【大人】800円【学生】600円【中高生】400円 |
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2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。