人々の暮らしの中で伝承されてきた舞、祭り、語りなどに着想を得、自らの身体感覚にもとづく創造の物語を精緻な写真表現によって生み出す金サジの個展「白の虹 アルの炎」が、1月8日(水)からTHEATRE E9 KYOTOにて開催中。
生と死、動物と植物、男と女、人間と獣、聖と俗などの境界を媒介する図像を生み出し、戦後移民である自身にとっての「故郷」とは何かを問い続けてきた金。THEATRE E9 KYOTOが建つ京都駅東南エリアは戦中に大陸からわたってきた金の祖母が暮らし、母が青春を過ごした場所でもあり、本展では「物語」シリーズの中でも「女性」に関わる新作を展示する。
また、会期初日8日(水)にはオープニングイベントとしてに韓国の伝統的儀礼・告祀(コサ)が行われ、13日(月・祝)には火山地質学者の千葉達朗と陶芸家の松井利夫、18日(土)には国立民族学博物館外来研究員の永田貴聖と京都東九条マダン実行委員長のやんそるを迎えてトークイベントが開催される。
なお、会場となるTHEATRE E9 KYOTOは昨年6月に新しくオープンした小劇場。芸術監督をあごうさとしが、副館長をやなぎみわが務める。クロスジャンルな劇場として、演劇だけでなくさまざまな表現の場として開かれた空間を目指す注目の新施設だ。
タイトル | 「白の虹 アルの炎」 |
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会期 | 2020年1月8日(水)〜1月19日(日) |
会場 | THEATRE E9(京都府) |
時間 | 13:00〜20:00(最終日は10:00〜15:00) |
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