小林秀雄の新作展「街灯」が、2月28日(金)からEMON PHOTO GALLERYで開催される。
小林は初期の作品「中断された場所」(1998)から本作に至るまで、独自の仕掛けと光学的装置を使って独特な世界観を探求し続ける美術家。本作「街灯」は関東郊外のさまざまな場所で撮影され、見慣れた街灯のある風景を“現実が異界へ変貌する光景”として提示。衣類などを無造作に配置した構図、夜明けの光と巡り合わせるような長時間露光の技法、小林の作品はシュルレアリズムの概念を深化させるように、夢の中を覘いているような独特の非現実世界、不可思議さを観る者にもたらす。
また三部構成として発表する作品「花と電柱」は、電柱にたむけられた花が主題。さまざまな街灯のそばに咲かせた花々、そして電柱の灯がそっと光を当てる光景。本作は、祈りという本来不可侵な領域に踏み込んだ小林の横顔を覗かせる作品となっている。
タイトル | 「街灯」 |
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会期 | 2020年2月28日(金)~3月28日(土) |
会場 | EMON PHOTO GALLERY(東京都) |
時間 | 11:00~19:00(土曜は18:00まで) |
休館日 | 日曜、祝日 |
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