アムステルダムを拠点に制作を続ける写真家、アーティストであるシャルロット・デュマの展覧会「ベゾアール(結石)」が、8月27日(木)より銀座メゾンエルメス フォーラムで開催される。
デュマは、現代社会における動物と人との関係性をテーマに、騎馬隊の馬や救助犬など、人間と密接な関係を築いている動物たちを被写体としたポートレイト作品を発表してきた。2014年からは北海道、長野、宮崎、与那国島など日本で現存する従来馬を撮影し続けている。
本展では、デュマの近年の映像作品3点を中心に、動物と人との関わり合いを再考するもの。ベゾアールは動物の胃や腸の中に形成される凝固物のことで、古い伝承の中では、その存在はお守りや神秘的な想像と結び付けられることがあった。デュマは馬の撮影を通じて発見した原子の風景を紐解くように、馬と関連する品々や資料から生と死について問いかける。
私たちは、自然の一部として動物や植物などと共存ををすることでしか生きてゆくことはできない。本展で紹介されるベゾアールなどの品々は、共存するひとつの証でもあり、デュマの写真作品とともに、生の儚さをアレゴリカルに伝えてくれるだろう。
タイトル | 「ベゾアール(結石)」シャルロット・デュマ展 |
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会期 | 2020年8月27日(木)〜11月29日(日) |
会場 | 銀座メゾンエルメス フォーラム(東京都) |
時間 | 11:00~20:00(日曜は19:00まで/入場は閉館30分前まで) |
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