時を超える孤高のまなざし
「生誕100年 石元泰博写真展 生命体としての都市」

「都市」への視線を核として、多彩な仕事に迫る。

26 August 2020

AREA

東京都

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《シカゴ 街》 1959-61年 東京都写真美術館蔵 © 高知県、石元泰博フォトセンター

《シカゴ 街》 1959-61年 東京都写真美術館蔵 © 高知県、石元泰博フォトセンター

2021年に生誕100年を迎える石元泰博(1921―2012)の多彩な仕事を掘り下げる、「生誕100年 石元泰博写真展 生命体としての都市」が、東京都写真美術館で9月29日(火)から開催される。

石元は、紫綬褒章と勲四等旭日小綬章を受章し、文化功労者にも選ばれた写真家。モダンデザインの思想をシカゴで学び、その厳格な造形意識から、国際的な評価を得た。本展では、ミッドキャリアから晩年の作品を「生命体としての都市」という視点からひもとく。

『シカゴ,シカゴ』(美術出版、1969)、『都市(映像の現代 8)』(中央公論社、1971)で街と生きる人々へ視線を向け、独自の都市像を映し出す作品を制作。その後、物質や空間のミクロな断片を有機的に積み重ねた『刻(とき)』(平凡社、2004)へと昇華し、さらに往来する人々を切り撮る『シブヤ、シブヤ』(平凡社、2007)へと拡張していった。また、1959 年頃から制作され続けた色彩豊かな多重露光によるシリーズは、インスティテュート・オブ・デザイン(通称ニューバウハウス)で体得したモダンデザインの限界を緩やかな時をかけて乗り越えた知的な連作として知られる。季刊『approach』誌(竹中工務店)の1973年春号から、他界した2012年冬号まで表紙を飾り続けた。

また、10月10日(土)からは東京オペラシティ アートギャラリーで「生誕100年 石元泰博写真展:伝統と近代」が、2021年1月からは高知県立美術館で石元泰博の全貌を振り返る大回顧展が開催される予定。その多彩な仕事を過去最大規模のスケールで俯瞰することで、写真家・石元泰博による唯一無二の視点が詳らかになる。

タイトル

「生誕100年 石元泰博写真展 生命体としての都市」

会期

2020年9月29日(火)~11月23日(月)

会場

東京都写真美術館  2階展示室(東京都)

時間

10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで/木金曜の夜間開館は休止)

休館日

月曜(11月23日は開館)

料金

【一般】700円【大学・専門学校生】560円【中高生・65歳以上】350円

URL

https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3836.html

備考

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、入場制限などを実施します。ご来館のお客様は、必ずこちらをご確認ください。