現代アーティストの⽊村華⼦の個展「SIGNS FOR [ ]」が、ソニーイメージングギャラリー銀座にて、11月20日(金)から開催される。
木村は広告や雑誌などで商業カメラマンとして活動するかたわら、2011年から作品制作を行う。2018年には、アジアで活躍する290組のアーティストが集う国際アートフェア「UNKNOWN ASIA」で、「SIGNS FOR [ ]」のシリーズがグランプリ、レビュアー賞5部⾨、審査員賞4部⾨を受賞した。本展でも展示される「SIGNS FOR [ ]」は、何も描かれていない空(カラ)の看板と雲ひとつない⻘空を、アクリル板にUVプリントで直接印刷し、ネオンライトを組み合わせた作品。目をあげれば頭上に堂々と掲げられている空白の看板から木村が感じた「すべてのものは存在意義がなくとも、そこに存在している」というメッセージを、⻘いネオンライトで照らすことによって可視化を試みている。「存在意義がある/ない」にかかわらず、「ただ存在しているから存在している」ということを再認識させる作品となっている。
一見すると無用でも美しいということは、存在する意味をより求められている世の中で見落としがちなことでもある。リラックスする効果もあると言われる⻘い光を使った展示は、日々の生活の中で、ひと息つくことができる鑑賞体験となるだろう。
タイトル | 「SIGNS FOR [ ]」 |
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会期 | 2020年11月20日(金)~12月3日(木) |
会場 | ソニーイメージングギャラリー銀座(東京都) |
時間 | 11:00~18:00 |
URL | https://www.sony.co.jp/united/imaging/gallery/detail/201120/ |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。