木村伊兵衛写真賞受賞作家・石川竜一の新作写真展「いのちのうちがわ」

木村伊兵衛写真賞受賞作家・石川竜一の新作写真展「いのちのうちがわ」が、3月20日（土）より神宮前・SAIで開催される。

石川は沖縄の風景やそこに住む人々のありのままの一瞬を、独自の視点でポートレイトやスナップとして切り取り、それらが収載された写真集『絶景のポリフォニー』と『okinawan portraits 2010-2012』は、2014年の木村伊兵衞写真賞を受賞した。

本展「いのちのうちがわ」では、2016年に発表した写真集『CAMP』に続く、山での生活の中で撮影した新作42点を展示。ポートレイト作品から一貫して、「生」というものに向き合ってきた石川。人のつくる世界とは異なる一切の厳しくも美しい自然の中で生活をしていくうちに彼は、自身と自然、内と外との境界線が曖昧になっていくと語る。そのような経験から見出された作品群は、いままでの生活にあった物事の繋がりやロジックを超えたところで動く力を昇華し、新たな思考として我々に静かな衝撃を与えるだろう。

また会期中3月26日、27日の二日間にわたり、石川によるエキシビションツアーが開催予定。本ツアーでは、石川が参加者とともに会場を巡り、展示作品の解説を行う。3月16日（木）～3月21日（日）までギャラリーWebサイトの応募フォームで参加者を募集中。