冨永晋写真展「ten years after」が、10月10日(日)までBANSHAN Galleryで開催中。
冨永は1978年、宮崎県生まれ、東京都在住。2000年法政大学経営学部卒業、2002年日本写真芸術専門学校卒業。トウキョウドキュメンタリーフォト主催・キュレーター。
2011年3月11日、東北・関東地方を巨大地震が襲った。地震と津波の被害は想像を絶するものであった。すぐにでも行きたかったのだが、9日後ようやく福島県に撮影に向かえた。様々な状況を目の当たりにしながらの撮影であった。早いもので、あの巨大地震から10年が経過した。10年という時間の経過と共に、震災後の瓦礫が散乱した景色も次第に見当たらなくなってきた。以前は入れなかった場所、入れるようになった場所。以前とは景色が変わった所、変わらない景色。福島を撮ること、どのように見てもらうかということ。福島の景色は特別なのだろうか。どこかで見たことがある景色かもしれないし、もしかしたら自分の地元の景色かもしれない。それでも10年という時間は流れる。震災から10年が経過したが、まだ何も終わってはいないという事、むしろこれからどのように復興していくのかという事が大事である。今回の地震によって起きた事を、これから僕が写真を撮り続ける限り、撮影をし続けるものであろうと思うし、撮影し続けなければならないものであると思っている。-ステートメント
タイトル | 「ten years after」 |
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会期 | 2021年9月28日(火)~10月10日(日) |
会場 | BANSHAN Gallery(東京都) |
時間 | 12:00〜19:00(最終日17:00まで) |
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