写真家・西野壮平による写真展「線をなぞる “tracing lines”」が、キヤノンギャラリー Sで3月7日(月)まで開催中。
世界中を歩いて都市や自然を撮影し、その写真の断片を旅で得た記憶に基づいてつなぎ合わせる方法で制作を続けてきた西野。それぞれの作品は、膨大な手作業の積み重ねを経て生み出されている。移動を制限されたコロナ禍での生活は、西野に移動する意味やその理由を考えさせる機会となった。本展では、コロナ禍で富士山と向き合った「Mountain line “Mt Fuji”」をはじめ、自粛期間中に波の揺らぎや光の反射に自身の心境を投影した「WAVES」や「Study of Anchorage」など、2018年から2021年にかけて制作した5つのプロジェクトから約100点を展示する。
また、キヤノンギャラリーSでの写真展開催150回記念でもある本展。展示作品は、キヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントされている。作品を構成する一枚一枚からは、歩んできた道のりの中で少しずつ変化していく西野の視点や、旅の経験を感じることができるだろう。ぜひ会場を訪れて、実際に見てみて欲しい。
タイトル | 「線をなぞる “tracing lines”」 |
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会期 | 2022年1月20日(木)〜3月7日(月) |
会場 | キヤノンギャラリー S(東京都) |
時間 | 10:00~17:30 |
休廊日 | 日曜・祝日 |
URL | https://canon.jp/personal/experience/gallery/archive/nishino-tracinglines |