田中大輔写真展「淵を歩いて」が、8月13日(日)まで金柑画廊で開催中。
田中はこれまでカラーフィルムで撮影した作品を発表してきた。数年前からモノクロフィルムでの撮影・作品制作を始め、本展はモノクロ銀塩プリントによる初の個展となる。これまでの色に対する彼独特の感性から一転し、光により焦点を当てた作品へと移行しながら、彼の作品の根底に流れる「ひたすら眺めることで生まれてくる響きのような」ものへの探究は変わらずにそこに存在し続けている。写真を始めた頃から子供を撮り続けていることについて、撮ることで子供と対峙し、見る見られるの関係が浮き上がることにより、自身が視つめ続けることへの自覚を問われている、と田中は話す。
本展では、モノクロ銀塩プリント約15点と、2019年に開催された展覧会「ひとりの子どもに」のオリジナルプリントを収録した同タイトル私家版写真集(限定7部)を展示販売。印刷版の同写真集の制作も現在進行中だ。
タイトル | 「淵を歩いて」 |
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会期 | 2023年7月22日(土)〜8月13日(日) |
会場 | 金柑画廊(東京都) |
時間 | 12:00~19:00 |
休廊日 | 月~水曜(祝日を除く) |
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