東京・目黒のふげん社にて6月6日より宇田川直寛の個展「家のやり方」が開催される。
新作「家のやり方」は家庭内の力関係と葛藤をテーマにしている。家事や子育てを担う宇田川が、生活や家の視点から写真を再構築する試み。
宇田川は写真を「外部で得た物を引き受け、また差し出す行為」と仮置きし、その行為を可能にする私的な場かつ同時に外部に緩く開かれ振り回される関係の場を「写真的なもの」と定義。テーブルやセラミック皿は、そのような「写真的なもの」として登場し、自身の生活にまつわる素材(スニッカーズの袋、家庭菜園の葉、澱粉もちなど)は、その構造の中で繋がり合いながら、応答の断片として展示に立ち現れる。
これらを通して、生活の中で生じる力関係を取り扱いつつ、商業システムや公的機関、アートマーケットといった大きな力から応答を求められる作家像や写真作品のあり方に対して向き合う方法を模索する。
6月14日14時~15時半には、うつゆみことともにギャラリートークが開催される(1000円)。6月22日14時~14時半には宇田川によるギャラリーツアーも実施(無料)。
タイトル | 宇田川直寛 個展「家のやり方」 |
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場所 | ふげん社(東京都目黒区下目黒5-3-12) |
会期 | 6月6日(金)~29日(日) |
時間 | 12:00〜19:00(土・日曜日は18:00まで) |
休館日 | 月曜日 |
料金 | 無料 |
URL | https://fugensha.jp/ |