東京・神宮前のLAGにて7月25日から渡邉洋一の写真集出版記念展覧会「橅(ぶな)」が開催される。
北海道のニセコを拠点に、雪山を舞台とした撮影を長年にわたり続けている渡邉は、スキー文化と共に歩んできた活動の中で、日本各地の自然や雪国の暮らしへと関心を深め、近年はその土地に根ざした文化や風土と向き合う作品を制作している。
本展では、長野県野沢温泉村で300年以上の歴史を有し受け継がれてきた伝統神事「道祖神祭り」を1年にわたり記録した写真群を発表。御神木として橅の木を山中から伐り出し、社殿を組み上げ、火を灯して天に昇華させる一連の儀礼を、作家が村の人々と時間を共に過ごしながら撮影を重ねた本作は、伝統文化の継承の記録としてだけでなく、自然と人間の共生、生活と信仰の交錯など、「橅」を媒介に様々な視座を提示する。また会場では写真集『橅』が販売される。
タイトル | 渡邉 洋一「橅」 |
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場所 | LAG(LIVE ART GALLERY)(東京都渋谷区神宮前2-4-11 Daiwa神宮前ビル1F) |
会期 | 7月25日(金)〜8月9日(土) |
時間 | 13:00~19:00 |
休廊日 | 日・月曜日、祝日 |
料金 | 無料(初日17:00よりオープニングイベント1000円) |
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