08 February 2026

高木由利子「ファッションとは何か」を問い続けてきた30年の集大成写真展が開催

08 February 2026

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India, 2004 © Yuriko Takagi_横

高木由利子《India, 2004》 © Yuriko Takagi

高木由利子《Peru, 2003》 © Yuriko Takagi

高木由利子《Colombia, 2016》 © Yuriko Takagi

高木由利子《India, 2004》 © Yuriko Takagi

写真家・高木由利子による写真展「Threads of Beauty 1995-2025 ― 時をまとい、風をまとう。」が3月10日から29日まで東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて開催される。渋谷ファッションウィーク2026春との共催による本展は、同館が拡大移転を控えるなか、現展示室で開催される最後の展覧会となる。

高木は、世界各地の伝統的な衣服をまとい生きる人々の日常を30年にわたり撮影し続けてきた。本展では、その代表的シリーズ《Threads of Beauty》から精選した100点以上の作品を展示。衣服や身体を通して、自然の一部としての「人の存在」を捉え続けてきた高木の視線が、時代や地域を超えて浮かび上がる。

展示空間の構成を手がけるのは、建築家・田根剛。場所の記憶を掘り起こし、未来へとつなぐ建築思想「Archaeology of the Future」を掲げる田根が、Bunkamura ザ・ミュージアムという場の特性を生かし、写真が内包する時間性や世界観を体感できる空間を創出する。京都・二条城でのKYOTOGRAPHIE(2023年)に続く、高木との二度目の協働にも注目したい。

高木が捉える《Threads of Beauty》は、民俗史的記録ではなく、被写体となった人々の揺るぎない「格好良さ」への賛歌である。伝統服が日常から姿を消しつつある現代において、その変化を自然な営みとして受け止めながらも、人がまとうものに宿るアイデンティティの普遍性を写し出してきた。

ファッション、写真、建築が交差する本展は、「美」とは何か、「装う」とは何かをあらためて問い直す機会となるだろう。入場無料という点も含め、Bunkamura ザ・ミュージアムの歴史を締めくくるにふさわしい展覧会だ。

タイトル

SHIBUYA FASHION WEEK 2026 Spring x Bunkamura 高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995‐2025 ― 時をまとい、風をまとう。

場所

Bunkamuraザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F)

会期

3月10日(火)~3月29日(日)

時間

13:00~20:00(最終入場19:30まで)

休み

無し

料金

無料

URL

https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/26_takagi.html

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