30 July 2026

AIと19世紀写真技法を横断。村上華子が失われた「最初の写真」をたどる個展開催

30 July 2026

AREA

東京

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アトリエ風景。Photo: Taisuke Yoshida

Niépce書簡と19世紀紙の調査風景(Chalon-sur-Saône, 2025)

アトリエ風景。Photo: Taisuke Yoshida

奈良のMOMENT Contemporary Art Centerで、パリを拠点に活動するアーティスト・村上華子の個展「実験室:もう一つの眺めのために」が、2026年8月22日から10月25日まで開催される。

村上は、写真の起源や失われたイメージへの関心を軸に、古典写真技法と人工知能(AI)、視線追跡技術、映像、インスタレーションなどを横断しながら制作を続けてきた。本展では、写真の発明者の一人として知られるニセフォール・ニエプスが、《ル・グラの眺め》以前に制作したものの現存しない初期写真に着目する。

展示では、ニエプスが残した書簡や実験記録を手がかりに、AIを用いて失われたイメージを生成。さらに石版石や金属板、光や薬品を用いる19世紀の写真技法によって、その像を物質として再構築する試みを発表する。

村上は本展について、「歴史の再現ではなく、像が生まれる瞬間へ立ち返る試み」だと語る。AIによる画像生成が急速に普及し、写真の信頼性や意味が揺らぐ現在だからこそ、写真の始まりを改めて見つめ直すことで、「私たちはどのように世界を見ているのか」という根源的な問いを提示する。

展覧会に先立ち、7月21日から8月21日まで会場で滞在制作を実施。初日の8月22日16時には、国立新美術館学芸課長の神谷幸江とのトークイベント、10月24日には美術批評家でフランス国立造形芸術センター(CNAP)写真部門責任者のパスカル・ボースを迎えたトークも開催される。

タイトル

村上華子「実験室:もう一つの眺めのために」

場所

MOMENT Contemporary Art Center(群馬県桐生市本町3-3-1)

会期

2026年8月22日(土)〜10月25日(日)

時間

11:00~19:00

休み

月・火曜日

料金

無料

URL

https://momentcac.jp/ 

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