アメリカ人フォトグラファー、トッド・ハイドの作品集。
作者は20年以上もの間、ミステリアスな郊外のシーンや荒涼とした風景、独自のスタイルが光るポートレイトなどから物語を紡ぎ出してきた。作者は北アメリカを旅し、よく知っているようでいて実は知らない、暖かく迎えてくれるようでありながらどうにも落ち着かない、そんな二面性のある場所を写真でとらえてきた。北欧神話、なかでも「大いなる冬」や「永遠の冬」と訳される『フィンブルの冬(Fimbulwinter)』という世界観の影響がはっきりと表現された本作の多くは、アポカリプス的な決して終わることのない冬を暗示し、またそれをイメージに変換している。暗く広大な北ヨーロッパの風景から北日本海まで、作者は魅入られたように広く旅をし、何度もその地に戻っては撮影を続けてきた。
本シリーズで作者は初めてアメリカの外に飛び出し、広い世界を撮ることで新境地を開拓。これはまた、以前の作品とは異なる新しい心象風景の記録でもある。折り込みポスター付き。
タイトル | 『BRIGHT BLACK WORLD』 |
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出版社 | |
価格 | 10,500円+tax |
出版年 | 2018年 |
仕様 | ハードカバー/432mm×305mm/104ページ |
URL | https://www.twelve-books.com/products/bright-black-world-by-todd-hido |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。