雪上に残る赤い爪痕が物語るもの、
ホンマタカシ『TRAILS』

北海道の知床国立公園で狩猟された、鹿の血の痕跡を記録した作品集が刊行。

16 April 2019

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TRAILS

ホンマタカシの作品集『TRAILS』がMACKより刊行された。

本書では北海道の知床国立公園で狩猟された鹿の血の痕跡(trails)が影を感じさせながらも美しく綴られている。2009年から2018年の冬の間に撮影された鹿の血痕は、この1冊の作品集の中で抽象的かつ象徴的に描かれる。

神聖視されながらも鹿の過度な増加はたびたび物議を醸してきており、殊に農作物の被害に関しては問題視され、環境庁の指示依頼により地元の猟師たちは鹿猟を行なっている。ホンマは、鹿の頭数を減らした結果生じたもの ― 雪を染める野生の赤い爪痕 ― を記録した。

タイトル

『TRAILS』

出版社

MACK

価格

6,400円+tax

出版年

2019年

仕様

ソフトカバー/220mm×315mm/68ページ

URL

https://ja.twelve-books.com/products/trails-by-takashi-homma-signed

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