銀座中央通りを4m強のパノラマ写真で、
ミカリス・ピヒラー『GINZA HACCHO』

木村荘八の写真集『アルバム・銀座八丁』にインスピレーションを得た写真集がKodoji Pressより刊行。

02 July 2019

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GINZA HACCHO

ドイツを拠点に活動するフォトグラファー、ミカリス・ピヒラーの作品集『GINZA HACCHO / EVERY BUILDING ON THE GINZA STRIP』がKodoji Pressから刊行された。

ピヒラーのシリーズ写真の代表作として位置づけられる本書においては、都市の現象学、不明瞭な社会批判、美術史といった要素がカラオケで流れてくる曲のように次々と現れては消えていく。作品に過去の著名な作品を取り込む“アプロプリエーション”手法に関する論文を書いたピヒラーは、この“カラオケ”の技法についてこう説明する。

“新しい素材を使った古いコンセプトの再現”と、“新しいコンセプトによる古い素材の再現”を同時に行うということ。そのタイトル、スタイル、もしくは内容を通じて、元ネタとなっていることがすぐにわかる歴史的な、あるいは同時代の作品をパラフレーズすることである。

ピヒラーは、本書を今日の銀座中央通りに立つ全ての建物の写真をつなぎ合わせた4メートル強のパノラマ写真をアコーディオン装丁の本に仕上げた。各建物は番地で識別し、交差点にはキャプションを記載。車道を走る車から撮影した写真をつなげ、非常に長い1冊に仕立てており、所々にある紙のつなぎ目はそのままあえて残されている。

タイトル

『GINZA HACCHO / EVERY BUILDING ON THE GINZA STRIP』

出版社

Kodoji Press

価格

3,800円+tax

出版年

2018年

仕様

ソフトカバー/140mm×180mm/28ページ

URL

https://ja.twelve-books.com/collections/all/products/ginza-haccho-every-building-on-the-ginza-strip-by-michalis-pichler

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