本書は、2010年に刊行された『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』の続編。『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』は、ジャーナリストのジョナサン・トーゴヴニクが、1994年にルワンダで起きたジェノサイドの際、性暴力によって出産にいたった母親にインタビューし、その母子のポートレイトとともに収載した1冊。
12年後、トーゴヴニクは当時会った家族のもとを再び訪れ、母親、そして今回は子どもたちへのインタビューも行った。成人した彼らは、「殺人者の子ども」と呼ばれながら生きてきた日々を初めて語り、12年前と同じ場所で撮られた母子のポートレイトは、十分には報道されてこなかったそれぞれが経た時間の重さをとらえている。
紛争地帯における武器としての性暴力から生まれた子どもたち。そして家族みなが幾世代にも渡って負う複雑な傷と葛藤。トーゴヴニクが見出した、静かな希望や許しをふくめて、いまに続く問題として投げかける。
前作『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』
タイトル | 『あれから——ルワンダ ジェノサイドから生まれて』 |
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出版社 | |
出版年 | 2020年7月 |
価格 | 3,500円+tax |
仕様 | ソフトカバー/250mm×212mm/144ページ |
URL | http://www.akaaka.com/news/disclosure-jonathan-torgovnik.html |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。