岡部桃の国内初となる写真集『イルマタル』が、まんだらけより販売中。
『DILDO』(2013年)、『BIBLE』(2014年、いずれもニューヨークのSESSION PRESSより刊行)から6年。広告や宣伝がない状況下で、岡部の発表作は高い評価を受け、国内外で多くの賞を受賞。その後、現代の写真シーンとは距離を保ち、自らの歩みで写真を撮り続けた岡部にとって、彼女の妊娠と出産が本作発表のひとつの契機となった。
本作は2014年から2019年にかけて国内で撮影された写真が収録されている。友人たち、日常的な風景、また、非性愛者としての彼女の妊娠・出産という大いなる実験。赤、青、黄、紫…とさまざまに色を付与されたそれらの写真は、彼女自身のきわめて個人的な記録であると同時に、私たちにとっても、あらわな感情をともなった特別な物語として立ち現われてくる。
収録点数は147点。寡作な作家の時間が結晶化された、メモリアルな1冊。なお、オリジナルプリント1枚とプリントを収める専用BOX付の限定版(A/B)も販売中。
タイトル | 『イルマタル』 |
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出版社 | |
出版年 | 2020年7月15日 |
価格 | 10,000円+tax(限定版A:45,000円+tax/限定版B:35,000円+tax) |
仕様 | ハードカバー/325mm×257mm/152ページ/限定500部/プリント付き限定版A 20部/B 30部 |
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2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。