写真家・藤井春日による最新写真集『迷子の森』が、9月1日(火)に草枕社より刊行された。
「いつか見た、森の中の幻風景」と謳われた本作は、白昼夢のような儚い色彩の森の中をさまよいながら、森の中で出会う少女や動物たち、そして草花が織りなす生と死の輪廻を目にすることができる作品。長野県を舞台に撮影された本作品は、八ヶ岳の麓、富士見町に住む少女との出会いをきっかけに具現化。少女を含む、八ヶ岳の豊かな自然環境を5年にわたり撮影し形作られた。企画から編集、デザイン、印刷まで全て八ヶ岳エリアで行われている。
どこかにありそうで、どこにもないような森の四季の風景。木々の間から覗く妖精のような少女たちと、森で暮らす動植物の交わり。どこか儚く、且つ懐かしさも感じられる本作は、慢性的な閉塞感のある現代の生活に、ほんの少しだけ空想の世界に身を浸す機会を生み出してくれるだろう。
タイトル | 『迷子の森』 |
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出版社 | |
出版年 | 2020年9月1日(火) |
価格 | 2,000円+tax |
仕様 | 216mm×11mm×205mm/110ページ |
URL |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。