ノルウェーの美しい光と冬の暗闇を映し出す
オラ・リンダル作品集『Thujord』

29 September 2020

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Thujord

ノルウェー人フォトグラファー、オラ・リンダルの作品集『Thujord』。

作品の中で独自の光の描き方を見つけ出すことができる写真家がいる。ノルウェー人のオラ・リンダルもその例外ではなく、商業的な仕事でも彼自身のプロジェクトでもこれが言える。最新写真集『Thujord』では、光とその不在が中心的な役割を果たしている。20年間パリに暮らしてきたリンダルだが、ノルウェー中心部の Gudbrandsdalen にあるリンダル家が300年前から所有している農園を毎年訪れてきた。姉がこの農園を継いだ当時、23歳だったリンダルはスウェーデンに、次にフランスへと移り住んだ。それでもいつも何かが彼を故郷に呼び戻した。彼はこう書いている。『Thujord(トゥヨール)は、2つの草原という意味で、私が育った農園の名前でもあります。いつもクリスマスには家族と共にそこに行きます。長い間住んでいなくてもそこは今でも私の家なのです』彼のカメラは彼が恋しがっていたものを写し出す。姪っ子。古い家。物言わぬ木々。誰もいない道路。寂しげな、生活に欠かせない電線。1日に1時間だけ降り注ぐ明るい日の光とピンク色の空。雪。雪に心底夢中になっている彼の子供たち。雪だるま。犬。草原にいる牛。暗闇。この地球上にノルウェーの冬ほど暗いものはない。―「Objektiv Press」編集者、ニナ・ストランド

タイトル

『Thujord』

 
出版社

私家版

出版年

2020年

価格

6,500円+tax

仕様

ハードカバー/250mm×325mm/64ページ

URL

https://www.twelve-books.com/products/thujord-by-ola-rindal