イタリア・チェゼーナ出身の写真家、グイド・グイディの写真集『LUNARIO, 1968-1999』は、数十年かけて完成したプロジェクトをまとめた1冊。
伝統的なアメリカの暦本「オールド・ファーマーズ・アルマナック」から名付けられた本書には、月に関するいくつものシリーズがまとめられている。1960年代後半から1970年代前半に制作されたこれらの初期作品は、歪みや実験、幻想をテーマとし、魚眼レンズを入手してからはこのテーマはさらに発展していった。1980年代に入ると、月の表面のように何もない風景をカラー写真がとって変わる。このシリーズは、1999年8月11日の部分日食で最高潮に達する。本書を通じて作者は、スタイルとテーマの両方のインスピレーションの源としてメランコリーと狂気、気まぐれさを象徴とし、日々の暮らしは一時的なものに過ぎないことを常に思い出させる「月」に立ち戻っている。
タイトル | 『LUNARIO, 1968-1999』 |
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出版社 | |
出版年 | 2020年 |
価格 | 7,000円+tax |
仕様 | ハードカバー/30mm×300mm/104ページ |
URL | https://www.twelve-books.com/products/lunario-1968-1999-by-guido-guidi |
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