15 November 2023

『CHRISTIAN DIOR, CHRISTIAN BÉRARD. JOYFUL MELANCHOLY』ガリマール出版より刊行

15 November 2023

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『CHRISTIAN DIOR, CHRISTIAN BÉRARD. JOYFUL MELANCHOLY』

『CHRISTIAN DIOR, CHRISTIAN BÉRARD. JOYFUL MELANCHOLY』が、ガリマール出版より刊行される。

ガリマール出版がディオールとのコラボレーションによって出版する、極めて繊細に仕上げられたこの新著のなかで、著者のローレンス・ベナイムは、クリスチャン・ベラールとクリスチャン・ディオールを結ぶ真摯な絆を振り返る。大胆でありながら繊細な心を持つ“べべ”(ベラールの愛称)と、控えめでミステリアスなクリスチャン・ディオール。全てが対照的に見えるふたりは、あっという間に惹かれ、“一目惚れ” に落ちる。

1930年代、アートギャラリー「ピエール・コル」のオーナーであったクリスチャン・ディオールは、ダリ、ピカソ、マティスらの作品とともに、若きベラールの絵画を展示している。クリスチャン・ディオールが彼の名を冠したメゾンを立ち上げるとき、その傍で見守ったのがクリスチャン・ベラールだった。”べべ”はクリスチャン・ディオールから、モンテーニュ通り30番地に位置するメゾン初のブティック「コリフィシェ」の装飾の依頼を受ける。そのブティックの壁に、フランスのサヴォワールフェールを象徴し、後にメゾンのコードとなる「トワル ド ジュイ」を纏わせるよう助言したのもベラールだった。

クリスチャン・ディオールは”パーティー、そしてあらゆるエレガンスの支配者”と呼んだ友人が手掛けた装飾をこのように評した。「一見何でもないように見えたものが装飾として施されると、ブティック全体がまるで生きているように活気づいたのです」アート作品や貴重な写真がふんだんに掲載された新著『Christian Dior, Christian Bérard. Joyful Melancholy』は、ベルエポックからパリ解放の時代まで、ディオールが足繁く通ったキャバレー「ル ブフ シュル ル トワ」から戦後のカフェ・ソサエティまで、アーティストたちが生き抜いたパリの街をありのままに描写する。互いに敬意を持って共鳴し、影響を与え合った二つの運命。共有した情熱と、あらゆるあり方の美によって結び付けられた二人のクリスチャン。“べべ”そして”ムッシュ ディオール”の愛称で親しまれた二人は、勝利と疑念、約束と秘密の狭間で、ページをめくるたびに姿を現し、最もピュアな才能の真価とは何かを示してくれる。

かけがえのない絆で結ばれた友情と、アートへの情熱と共にあった夢を称えたふたりの物語を、心ゆくまで愉しんでみては。

© Ad luminem studio

© Ad luminem studio

© Association Willy Maywald - Adagp, Paris, 2023

© Association Willy Maywald - Adagp, Paris, 2023

© Association Willy Maywald - Adagp, Paris, 2023

© Boris Lipnitzki - Roger-Viollet

© Christian Dior Couture - Bryan Zammarchi

© Christian Dior Couture

© Eugène Kammerman - GAMMA-RAPHO

© Mirela Popa

© Musée Christian Dior, Granville

© Roger Berson - Roger-Viollet

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