日本人写真家・題府基之の作品集『HOLY ONION』。
一人の女性がキッチンで玉ネギの皮をむく写真がひたすら続く。あまりに日常的な、それでいてこの上なく非日常性を孕む光景がフィルム一本分全35カット収録されている。一枚の写真にその人物を象徴する瞬間がとらえれているのがポートレイト写真だとすれば、本作は既成のポートレイト写真への問いかけであるのかもしれない。
「一枚で見せるポートレイトってことじゃなくて、35枚全部でひとつのポートレイト。今回たまたま35枚でしたが、5枚でも10枚でも、一枚じゃないポートレイトに最近興味がある」と作者は語る。クリス・フジワラによるエッセイのブックレットが付属。
タイトル | 『HOLY ONION』 |
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出版社 | |
出版年 | 2019年 |
価格 | 4,800円+tax |
仕様 | ハードカバー/200mm×240mm/164ページ |
URL | https://www.twelve-books.com/products/holy-onion-by-motoyuki-daifu |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。