現代の写真表現の可能性を探る展覧会となる「あざみ野フォト・アニュアル とどまってみえるもの」展が、横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1で1月23日(土)から開催される。
「あざみ野フォト・アニュアル」とは現代の写真表現を紹介するシリーズであり、今回開催となる2020年度の企画展「とどまってみえるもの」では、宇田川直寛、川島崇志をはじめ、木原結花、チバガク、新居上実、平本成海、吉田志穂の7人の若手作家が参加。
写真が1839年に誕生して以来、独自の表現が追求されるようになるが、写真表現は2000年以降デジタル技術の進歩やオンラインネットワークの普及によって、一層拡張を続けてきた。世界規模のコロナ禍となった2020年、パンデミックはこれまでとは異なるさまざまな影響を写真にも与え、新たな表現が生まれている。本展では、7名の作家が生み出した作品を通して、こうした異例の状況下における写真の可能性を探究する。また、テクノロジーの進化によって表現の幅を広げることは、写真表現の独自性を集約することが難しくなっているとも言える。変化し続ける事態の中で、表現の在り方は刻々と進化していく。止まることのないこの一瞬を、ぜひ会場で目撃したい。
また、1月23日(土)、1月30日(土)には出展作家らとコ・キュレーターの菅沼比呂志、本館主席学芸員である天野太郎によるクロストークが開催予定。
タイトル | 「あざみ野フォト・アニュアル とどまってみえるもの」 |
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会期 | 2021年1月23日(土)~2月14日(日) |
会場 | 横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1(神奈川県) |
時間 | 10:00〜18:00 |
休館日 | 1月25日(月) |
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2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。