IMA ONLINEが紹介した中から、ヌードにまつわる写真集5冊をピックアップ。ストレートに撮影したものからアブストラクトに表現したものまで多彩なヌード写真集たちは、人間の身体の美しさを改めて実感させてくれる。
ヌードと痛みを撮り続ける野村佐紀子の新刊『春の運命』
2020年11月に発刊された野村佐紀子の新写真集『春の運命』は、その判型から目を引く。細く、縦長のそれは写真集というより経本のようだ。暗く官能的な新刊について聞いた時間は、野村の写真美学にまでおよんだ。
ヌードを超えた身体(らしきもの)、久家靖秀「Mnemosyne」が促す想像力のエクササイズ
コンテンポラリーダンスのパフォーマーたちのヌードと正面から向き合った久家靖秀『Mnemosune(ムネモシュネ)』。極限まで抽象化されたこの肉体と向かい合ったあなたは何を思うのか―まずはそれを問うてみて、それから写真家の言葉に耳を傾けてみてほしい。
「沙和子」シリーズ最新作、クロダミサト写真集『Love Letter』
クロダが大学生の頃から撮り続けている「沙和子」シリーズの最新作。10代から30代という青春期を共有してきた写真家と被写体、友人同士としての時間をまとめた集大成といえる1冊。
森山大道初のヌードをモチーフとした写真集『Orizuru』
本書は森山が自発的にヌードをモチーフとして制作された初めての写真集。モデルはタレントの渡辺万美。
水原希子×茂木モニカによる初の共作写真集『夢の続き Dream Blue』
水原希子と、盟友でもある茂木モニカの初となる共作写真集『夢の続き DREAM BLUE』。水原と、水原の友人であり彼女が最も信頼を寄せる写真家の一人である茂木が、4年前に撮影旅行に出かけ撮影されたもの。