故木村伊兵衛の業績を記念して1975年に創設され、各年に優れた作品を発表した新人写真家を対象としている「木村伊兵衛写真賞」の第46回受賞者が吉田志穂に決定した。
受賞作は、写真集『測量|山』(T&M Projects)、写真展「測量|山」/「砂の下の鯨」(NADiff Gallery)、写真展「余白の計画」TOTAS-Emerging 2020(トーキョーアーツアンドスペース本郷)、グループ展、あざみ野フォト・アニュアル「とどまってみえるもの」(横浜市民ギャラリーあざみ野)、グループ展「記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家 vol.18」(東京都写真美術館)。
吉田は千葉県生まれ。インターネットで特定の場所や情報を撮影した後に実際に赴き、事前に得た情報と現地を比較するように撮影。暗室作業などの加工を重ねてイメージをまとめた。
また、受賞作品展が4月19日(火)からニコンプラザ東京THE GALLERY、5月19日(木)からニコンプラザ大阪THE GALLERYで開催される。なお、今回のノミネート作家はこちら。