金村修の個展「SKELETON GOATS DUST STORMS」が3月21日から東京・恵比寿のMEMで開催される。未発表のままとなっていた2008年北京での写真群を、同名の写真集刊行とともに初公開する展覧会。
本シリーズは、2008年の北京オリンピック開催期に、ZEIT-FOTO SALONの石原悦郎の依頼を受けて撮影されたもの。金村は北京郊外の風景を撮影するなかで、広大で荒涼とした土地の感覚を、映画監督・若松孝二の作品『処女ゲバゲバ』に登場する富士山麓の風景に重ね合わせて捉えたという。そこでは、何もない広大な空間が、むしろ人間を閉じ込める巨大な密室のように感じられた。
本展では、北京郊外の荒野や街路を捉えたモノクロ写真が展示される。そこには都市と郊外の境界や、拡張する都市空間の周縁に広がる匿名的な風景が現れている。作品はゼラチン・シルバー・プリントによるもので、冷ややかな空間感覚と緊張感のある画面構成が特徴だ。
会期初日の3月21日18時15分には、世田谷美術館学芸員の矢野進、月刊誌『家電批評』編集長の阿部淳平を迎えた鼎談も開催される(要予約、1200円)。さらに、本シリーズを収録した写真集『SKELETON GOATS DUST STORMS』も同時刊行される予定だ。
| タイトル | 金村修「SKELETON GOATS DUST STORMS」 |
|---|---|
| 場所 | MEM(東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F) |
| 会期 | 3月21日(土)〜4月12日(日) |
| 時間 | 12:00~18:00 |
| 休み | 月曜(祝日の場合翌平日休廊) |
| 料金 | 無料 |
| URL |
