青森県青森市のスペースにて、5月16日より写真の不在の世界を想像するグループ展が始まる。本展は「もし写真がなくなったら?(On the To-Come)」というテーマで、さまざまな領域で制作を行なう作家たちが、それぞれの表現手段を通してこの問いに応答する試み。
現代の写真は、光学的な記録であることを超えて様々な役割を担っている。あるときは痕跡であり、あるときは指標であり、またある時は複製され流通することで、社会的な関係の中で機能する像でもある。そして、個人においては制度の中で自身を特定し証明する機能を担い、人生のある瞬間を呼び戻す親密な媒体としても存在してきた。このように、写真は複数の機能を横断しながら、私たちの「ものの見方」といった認識や関係性の構築にも深く関わってきた。しかし同時に、写真は特定の技術や流通、産業や制度に支えられた媒体でもある。その前提が変化するとき、私たちが「写真」と呼ぶものが消えうる脆弱性も抱えている。もし写真が存在しなくなった世界において、それでもなお写真の経験を持つ私たちは、何をもって「写真」とみなし、何を「写真」と呼ぶのだろうか。
本展は、この問いに対する複数の応答を通して、やがて来るかもしれない写真の不在/到来を想像するものだ。
| タイトル | 「到来について」 |
|---|---|
| 場所 | 青森県青森市新町2−6−19(旧ユースタイル) |
| 会期 | 2026年5月16日(土)〜6月22日(月) |
| 参加作家 | 相ヶ瀬広大(写真・映像作家)、天野祐子(写真家)、コイズミアヤ(美術家)、高原颯時(アーティスト)、田中藍衣(アーティスト)、對木裕里(美術作家)、野田幸江(画家)、益永梢子(美術作家)、山口幸士(画家)、宇田川直寛(写真家)、龍崎俊(写真家)、河野幸人(写真家) |
| 料金 | 無料 |
| URL |
