
東京・新宿のphotographers’ galleryにて、写真家・長町文聖による個展「OLD VILLAGE -ネクタイと服-」が5月11日から20日まで開催される。本展は、長町が2019年より継続するシリーズ「OLD VILLAGE」の最新作にあたり、神奈川県大和市とその周縁を撮影した作品約20点が展示される。
長町はこれまで、東京都町田市やその周辺地域を中心に、郊外都市の風景を記録してきた。今回の舞台となる大和市は、同じ郊外圏にありながら、多摩丘陵に位置する町田市とは異なる時間の流れを感じさせる場所だという。整備された駅前空間や新たな公共施設、再開発によって更新される街並み。その変化の中で長町が見つめるのは、都市そのものではなく、そこに暮らす人々の“装い”である。
タイトルに含まれる「ネクタイと服」は、作家自身の個人的な経験から導かれている。ふだんネクタイを着けない長町は、亡父のネクタイを娘が楽しげに選ぶ姿を見て、衣服が人の気持ちや振る舞いを変化させることにあらためて意識を向けたという。また、若い頃に韓国人の友人から「服装で人は変わる」と言われた記憶も、本作の背景にある。
街を歩く人々のトップスや靴、帽子といった断片的なディテールは、長町の視界に現れては消えていく。それらは単なるファッションとしてではなく、その人がどのように都市の中を生きているかを示す痕跡として写し出される。
| タイトル | 長町文聖写真展「OLD VILLAGE -ネクタイと服-」 |
|---|---|
| 場所 | photographers’ gallery(東京都新宿区新宿2-16-11-401) |
| 会期 | 5月11日(月)~20日(水) |
| 時間 | 12:00~20:00 |
| 休み | 無し |
| 料金 | 無し |
| URL | https://pg-web.net/exhibition/fumikiyo-nagamachi-old-village-22/ |
