3月20日刊行の雑誌『Coyote』では、創刊号から約14年ぶりに森山大道を特集し、今年80歳を迎える森山の写真表現をあらためて解剖するべく、写真革命期といわれる激動の60年代に焦点を当てた。そんな『Coyote』の創刊に繋がる旅となった本書『宇和島』は、愛媛県・宇和島の情景を森山がカラー写真で切り取った旅の写真集。
遡ること2004年、森山は愛媛県・宇和島へ現代美術家・大竹伸朗を訪ねる旅をし、路上を犬のように徘徊しながら森山が撮った写真は『Coyote』創刊準備号としてタブロイド「宇和島」となり、その後創刊特集「森山大道 その路地を右へ」として結実した。
なぜ人は旅をするのか。一冊の旅の雑誌が創刊する動機となった一人の写真家のひとつの旅、その記録を、いまあらためて未掲載の写真を贅沢に使用し、208ページの写真集として昇華。さらに現在絶版となっている創刊号に掲載された大竹伸朗の貴重なエッセイを巻末に特別掲載。森山から実際に預かったサービス判のプリントを実寸で印刷したこだわりの一冊となってる。
タイトル | 『宇和島』 |
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出版社 | |
価格 | 2,000円+tax |
発行年 | 2018年5月18日(金) |
仕様 | B6変形/208ページ |
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