日本写真史のなかで特異な存在として光を放ち続ける中平卓馬。病により記憶を失った写真家が、自らを取り戻すかのように撮影を続ける姿を追ったドキュメンタリー『カメラになった男 写真家 中平卓馬』の上映会が、梅田 蔦屋書店にて7月6日(土)に開催される。
雑誌『現代の眼』で編集者として働く中、東松照明との出会いをきっかけに、60年代半ばより自身もカメラを手にし、写真家の道を歩みはじめた中平。写真家として活動を行う中、1977年に急性アルコール中毒で昏倒。一命をとりとめたものの記憶と言語に障害を抱えることになった。その後、中平が写真の撮影を開始したのは、病から回復する最中。この映画はそんな中平の日常と沖縄への撮影旅行を3年間追ったドキュメントだ。
監督は、キュレーターで映像作家の小原真史が務め、「中平卓馬試論」で第10回重森弘淹写真評論賞受賞した小原が、中平のエッセンスを映し出した。
上映後には監督の小原真史と写真家・勝又公仁彦によるミニトークライブも。関西では初の上映となる本作、関西圏の方はぜひ足を運んでみては。
タイトル | 中平卓馬の姿を追ったドキュメンタリー映画 『カメラになった男』上映会 |
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日程 | 2019年7月6日(土) |
会場 | 梅田 蔦屋書店(大阪府) |
時間 | 19:00~21:00(18:30開場) |
料金 | 【前売】1,500円【当日】1,800円 |
定員 | 80名 |
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