2011年に株式会社アマナがスタートした、日本の現代写真を中心とした企業コレクション「the amana collection(アマナコレクション)」は、現代写真への認知と理解を高めるさまざまな活動に取り組み、現代、そして未来の日本人写真家の支援を続けています。現在、日本の現代写真作品の卓越性が表れる約900点の多彩な作品を収めるまでになりました。本コレクションには、既成の概念や視点に疑問を投げかけ、新たな創作への道を開こうとする写真家たちの作品が集結しています。
この度、アートフォトの専門ギャラリーIMA galleryにて開催中の「アマナ コレクション展 04 ― 鷹野隆大、津田直」にあわせ、出展作家によるクロストークを開催いたします。本イベントでは、二人の写真家とともに、その制作活動の「過去・現在・未来」と作品の変化から、日本写真の新たな解釈そして写真論を探ります。
タイトル | 「アマナ コレクション展 04 ― 鷹野隆大、津田直」 クロストーク |
---|---|
日程 | 2019年9月20日(金) |
会場 | amana square(東京都)*IMA gallery隣 |
時間 | 19:30~21:30(開場は19:00~) |
料金 | 無料 |
定員 | 50名(先着順) |
申込締切 | 2019年9月19日(木)15:00 (定員に達し次第締切) |
お問い合わせ | TEL: 03-3740-0303/E-Mail: imagallery@imaconceptstore.jp(アマナコレクション/株式会社アマナ) |
申し込み |
鷹野隆大|Ryudai Takano
1963年福井県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。「セクシュアリティ」「都市」「近代」などのテーマを基軸とした作品を多数発表してきた。2006年、男性ヌードなどを通してセクシュアリティを問う写真集『In My Room』(2005)で第31回木村伊兵衛写真賞受賞。これまでに発表した作品に、1998 年から毎日欠かさず何気ない日常を撮り続ける『毎日写真』シリーズや、裸身の鷹野と被写体がともに並ぶポートレイト写真『おれと』シリーズ、地面や壁に映る、都市を行き交う人々の影を撮影したシリーズなどがある。2010年に鈴木理策、松江泰治、倉石信乃、清水穣らとともに、企画展やレクチャーを行う「写真分離派」を設立。これまで参加した主な展覧会に「愛すべき世界」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2015-16)、「総合開館20周年記念 TOPコレクション『シンクロニシティ-平成をスクロールする 秋期』」(東京都写真美術館、2017)。
津田直|Nao Tsuda
1976年神戸生まれ。世界を旅し、ファインダーを通して古代より綿々と続く、人と自然との関わりを翻訳し続けている。文化の古層が我々に示唆する世界を見出すため、見えない時間に目を向ける。2001年より多数の展覧会を中心に活動。2010年、芸術選奨新人賞美術部門受賞。大阪芸術大学客員教授。主な作品集に『SMOKE LINE』、『Storm Last Night』(共に赤々舎)、『SAMELAND』(limArt)、『Elnias Forest』(handpicked)がある。現在、宮城県石巻にて開催の「Reborn-Art Festival 2019」に参加中(〜9/29まで)。また9/21〜11/24に長野県原村の八ヶ岳美術館にて2016年にTaka Ishii Gallery Photography / Filmにて発表した「Grassland Tears(草むらの涙)」シリーズの続編として、個展「湖の目と山の皿」を開催予定。
アイヴァン・ヴァルタニアン(the amana collectionディレクター)
ライター、編集者、キュレーター、発行者。2000年にGOLIGAを設立。日本の写真家の展覧会やインスタレーションの企画・プロデュース、写真集の出版を行う。主な著書に、金子隆一との共著『日本写真集史1956-1986』など。観客参加型のパフォーマンスや本という形にとらわれない写真集の制作を通して、写真を「体験」できる企画の実現を目指している。
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。