古野達也による展覧会「まなざしの中の静けさ / Silence in a gaze」が10月13日(日)から高田馬場・Alt_Mediumが開催中。
古野は、写真というメディウムを用いて「見る」という行為を問い続ける、気鋭の写真家。古野の、探究的とも評すことのできる制作への姿勢と、暗室プロセスから生まれる美しい仕上がり のプリントは、本展覧会で発表される新作にも一貫している。
「事物が “よく見える” とき、そこには『静けさ』が在る」、と古野は独特の、しかし自身の写真への的確な換言ともとらえるべき言葉で表している。古野の作品は特別なギミックを徹底的に排したようなストレート・フォトグラフィーでありながら、どこか幻惑的であり、かつ奇妙な情緒を湛えているようにも見えるだろう。
そして本作は、物がよく見えるということはどういうことなのか、を考えまとめたものである。これについて古野は「私にとって、物がよく見えるということには、静けさがつきまといます。 本作は、その静けさを写真に定着させようと試みたものです。」と語っている。
タイトル | 「まなざしの中の静けさ/Silence in a gaze」 |
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会期 | 2019年10月13日(日)~10月27日(日) |
会場 | Alt_Medium(東京都) |
時間 | 12:00~20:00(最終日は17:00まで) |
休館日 | 水曜 |
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