山谷佑介が昨年9月に敢行した「Doors」ヨーロッパツアーの帰国報告展覧会&トークイベント「I came back home」が、2月に新潟、金沢、大阪、京都、名古屋、盛岡で開催される。
「Doors」とはパフォーマンスと写真撮影を融合させたセルフポートレイト作品。山谷は自身の意思を排したセルフポートレイトを撮影するために特殊な装置を考案し、2018年春より日本国内でパフォーマンスを行ってきた。会場ではドラムセットの周囲に3台のカメラを設置し、ドラムを叩いた振動をセンサーが感知すると強烈なストロボ光を放って山谷自身や観客、会場の様子が撮影され、撮影された写真はパソコンを経由して、複数台のプリンターから絶えずプリントアウトされる。不規則に切られるシャッターと暗闇に放たれるフラッシュは、山谷の姿を残像として観客の瞼に焼き付け、プリンターから大量に出力された写真はそれとは違うイメージを生み出すなど、パフォーマンスから写真の生産に至るまでの一連の流れは、人間の意識や物事をみる眼差しの歪みや複雑さを浮かび上がらせた。
2019年9月、山谷は必要な機材をバンに詰め込み、ヨーロッパ6カ国を巡るパフォーマンスツアーを敢行。走行距離4,980km、全8回のパフォーマンスで撮影された写真は3,563枚にのぼった。本展では、そのすべての写真がプリンターから出力され会場内に積み上げられていき、また来場者はそのプリントを自由に自宅へと持ち帰ることができる。
各地の詳細や予約方法は、山谷のWebサイトからチェックしよう。
タイトル | 「I came back home」 |
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会期 | 2019年2月1日(土)、2日(日)、8日(土)、9日(日)、11日(火・祝)、22日(土) |
会場 | 2月1日(土)BOOKS f3(新潟県) |
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