2020年2月、千葉県松戸市に新しくオープンしたアーティスト・ラン・スペース「QWERTY(クワーティ)」のこけら落しとして、平本成海個展「LYNXLYNX」が2月29日(土)から開催される。
平本は自宅に届く地方新聞に掲載された写真を素材に、デジタルコラージュを作成する作家。作品は新聞の休刊日を除く毎日、SNSに投稿している。平本の一連の行為には、自室からデジタルやSNSを利用し発信する現代的な軽さと、“毎日続ける”ことを自身に課すストイックさが同居している。また平本作品には魅惑的な不穏さは通底しているものの、主題は見当たらず、本人から明確な制作意図が語られることもなく、それゆえ多様な見方の余地を残すとともに多くの謎を投げ掛けてきた。
本展ではこれまでの作品の「より見せたい部分にクローズアップした」という新シリーズを発表。自作をクロップする行為が伴うことで、平本の意図が垣間見える展示になるだろう。また現在、銀座のガーディアン・ガーデンでも平本の個展「narconearco」が3月14日(土)まで開催中。
タイトル | 「LYNXLYNX」 |
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会期 | 2020年2月29日(土)~3月12日(木) |
会場 | QWERTY(千葉県) |
時間 | 10:00~20:00 |
URL |
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