花の抽象画で名高いジョージア・オキーフは、ファッションにも強いこだわりを持っていたことでも知られる。70年におよぶ長い制作活動の中で、伴侶だったアルフレッド・スティーグリッツのみならず、アンゼル・アダムス、アニー・リーボヴィッツ、アンディ・ウォーホル、ブルース・ウェーバーなどのアーティストを自宅に招き、ハリウッドスターさながらに自身のポートレイトを積極的に撮影させたモダニズムのアイコンでもあった。現在、ブルックリン美術館で開催中のオキーフ展「Living Modern」では、彼女の描いた絵画のほかにも、衣装や錚々たる写真家が写した彼女の肖像写真が展示されている。常に作家、そして女性としてアイデンティティを追求し続けたオキーフは、生き方そのものがアートであったのかもしれない。
Text: Miwa Susuda
タイトル | 「Living Modern」 |
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会期 | 2017年3月3日(金)〜7月23日(日) |
場所 | ブルックリン美術館(アメリカ) |
URL | https://www.brooklynmuseum.org/exhibitions/georgia_okeeffe_living_modern |
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